【映画レビュー:ダ・ヴィンチ・コード】宗教的な雰囲気が面白い推理サスペンス

今回は、映画『ダ・ヴィンチ・コード』の感想レビューです。

本作はキリスト教をベースとした推理サスペンス。宗教のことが分からなくても、サスペンス的な面白さだけで十分楽しめると思います。

今回のレビューにネタバレはないので、観る前でも最後まで読んでいただいて大丈夫です。

映画情報
  • おすすめ度:7/10
  • 原題:『The Da Vinci Code』
  • 主演:トム・ハンクス
  • ジャンル:サスペンス
  • 公開:2006年
  • 長さ:149分(2時間29分)

あらすじ

ルーブル美術館の館長ソニエールが殺害される事件が発生。

彼は死に際に自分の意志によってあるポーズをとり、体に印を書き残しました。

この謎を解ける人物として、学者のロバート・ラングドン(トム・ハンクス)がパリに招かれます。

事件現場に暗号解読者として現れたソフィー・ヌヴーは、ロバートがハメられていると忠告。

ロバートはこのままだと捕まってしまうことを悟り、地元警察から逃げつつも事件の謎を解き明かすために奔走します。

良かったところ

本作『ダ・ヴィンチ・コード』は宗教(キリスト教)の要素をふんだんに盛り込んだサスペンス映画です。

推理小説のようでもあり、登場人物の駆け引きや裏切りでヒヤヒヤしたながら進んでいくストーリーが楽しめました。

後述するように、キリスト教の難しい話や設定は無知な僕には分かりませんでした。それでもストーリーの大枠はふつうに観ていれば分かりますし、宗教的な雰囲気は荘厳で見ごたえがあります。

ラストはストーリーの中心にあった謎が解ける形で鳥肌が立ちました。

 

宗教的な要素と連動して、理系心をくすぐるギミックやアイテムが良い味を出しています。

詳しくは実際に映画を観ていただくとして、口座の鍵やクリプテックスと呼ばれる特殊な箱が印象的でした。

ストーリーの進行には謎解き要素として数列や暗号が出てきます。

解読のプロセスが詳細に描かれるわけではなく雰囲気を楽しむ程度のものなのですが、それでも知的好奇心をくすぐられました。

この感覚は、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』を観たときに感じたものと近いです。

【映画レビュー:イミテーション・ゲーム】ドイツの暗号を解読したチューリング…彼の数奇な人生

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共通する面白さを持った映画ということで紹介しておきます。興味のある方はぜひ。

 

地味なポイントなのですが、登場人物の1人であるシラスのハマりっぷりは見事だと思いました。

シラスは神の名のもとに容赦なく殺人を犯す狂気じみた青年なのですが、その不気味さが上手く表現されています。

演じているのはポール・ベタニーという俳優でして、僕は『仮面の告白』(原題:The Reckoning)で観たことがありました。

そのときも良い雰囲気を出していると感じており、本作でも同様にハマり役だったと思います。

もしこれから『ダ・ヴィンチ・コード』を観る方は、ぜひ注目してみてください。

知識があればもっと楽しめたはず

上にも書いたように、宗教的な知識がないせいで理解しきれなかったのは痛手でした。

ストーリーの大体の内容は分かるのですが、言葉や勢力など、よく分からない概念が多かったです。それゆえ登場人物の関係も曖昧になり…。

なのでキリスト教の知識があれば、理解度が増してもっと楽しめたと思います。

あと、キリスト教を信仰する人がこれを観てどう思うかを想像できたらさらに良かったかなと。

 

連鎖して、一体どこまでが事実で、どこからが映画固有の設定なのかもよく分かりませんでした。

話はもっともらしく聞こえるのですが、実際のところどうなんでしょうか。

僕は知りようもないのですが、もしかしたら割とこじつけな部分もあるのかもしれません。

総評:推理サスペンス好きにおすすめ

まとめると、推理しながら話が進んでいくサスペンスが好きなら本作『ダ・ヴィンチ・コード』はおすすめです。

僕のようにキリスト教のことを何も知らなくても、雰囲気だけである程度楽しめると思います。

 

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