【映画レビュー:EMMA/エマ】人工警察官のTVドラマ風SF

今回は、映画『EMMA/エマ』の感想レビューです。

本作はアンドロイド美人警察官の活躍を描いたフランス産のSF作品です。

SFとしては地味であるものの、テンポの良いストーリーが楽しめました。

今回のレビューにはネタバレはありません。

映画情報
  • おすすめ度:8/10
  • ジャンル:SF
  • 主演:パトリック・リドレモン
  • 公開:2018年
  • 長さ:115分(1時間55分)

序盤のあらすじ

フレッド警部が率いるチームに、新しくエマという研修生が入ってきました。

彼女はモデル並みの美貌を持ちながら、どこか奇妙な雰囲気を放っています。

フレッドのチームはエマを含めてさっそく殺人事件を調査することに。そこでエマは人間離れした洞察力と知識で事件を分析していきます。

フレッドたちは彼女の能力に驚きつつも、力を合わせて犯人を探していきます。

ネタバレなしの感想

本作『EMMA/エマ』はいわゆるロボット刑事ものです。

ネタバレにもならないと思うので書いてしまいますが、エマは実はアンドロイドという設定が物語のベースになっています。

ジャンルとしては一応SFなのですが、ハリウッド映画のような派手な演出はありません。人間そっくりで能力だけ高いロボットが出てくるだけです。

そういう意味では地味なのですが、不思議と飽きずに観られる面白さがありました。

全体としてシリアスな感じはなく、エマの活躍やロボットならではのちょっと変わった行動が本作の楽しさだと思います。

個人的にはエマにかなり愛着が湧いて、観た後はとてもほほえましい気持ちになってしまいました。

 

ストーリーはというと、もちろんエマとフレッドたちが事件を解決していく話です。

その内容にしてもこれといって特徴はないのですが、事件の設定や犯人の動機は意外としっかり作られています。

また、観始めてすぐに物語のテンポがとても良いと思いました。

そもそも人工警察官という分かりやすい物語ということもあり、大した説明もなくサクサク進んでいきます。

 

1つ付け加えておくなら、本作は良くも悪くもTVドラマっぽいです。

どういうことかというと、本作の作りはとても変わっていて、前半と後半で別な事件を解決するストーリーになっています。

つまり、1時間のドラマを2話連続で観ているような感覚です。さらにオチというオチもありません。
(ネタバレではないと思うので書いておきます)

なので、映画として1つの大きなストーリーと明確なラストを求めると、「あれ、これで終わり?」と肩透かしを食らうかもしれません。

上に書いたように僕としてはそれでも楽しめたのですが、作品の規模感については知っておいて損はないかと思います。

 

まとめると、本作『EMMA/エマ』はTVドラマ的な気軽さで観られるロボット刑事もの、という感じでした。

大作でこそないものの、非常にテンポがよく、そして十分な内容のストーリーがコンパクトにまとまっており、非常に観やすい作品だと思います。

そこまでド派手な作品でなくてもかまわない、という方でしたらぜひチェックしてみてください。