【映画レビュー:イコライザー】デンゼル主演の勧善懲悪アクション

今回は、映画『イコライザー』の感想レビューです。

デンゼル・ワシントン主演の超爽快アクション。

分かりやすい勧善懲悪という王道なストーリーながら、新鮮な気持ちで楽しめました。

前半はネタバレ無しのレビューなので、観る前の参考にしていただけます。

後半はネタバレ有りの感想・考察なので、まだ観ていない方はご注意ください。

映画情報
  • おすすめ度:9/10
  • 原題:『The Equalizer』
  • 主演:デンゼル・ワシントン
  • ジャンル:アクション
  • 公開:2014年
  • 長さ:132分(2時間12分)

序盤のあらすじ

ロバート・マッコールはホームセンターで働くふつうの従業員。

彼が知り合った女性アリーナは歌手を目指しつつも、今は娼婦としてこき使われていました。

そしてある日、仕事中のミスが原因でアリーナは元締めのグループにひどく痛めつけられてしまいます。

見かねたロバートは組織に殴り込みをかけ、見事な腕前で全員を抹殺。

しかしそれがきっかけで彼はさらに大きな戦いに巻き込まれていくのでした。

ただの従業員とは思えない彼の正体とは。

ネタバレなしの感想

本作『イコライザー』はあまりにも典型的な勧善懲悪アクションです。

デンゼル・ワシントン演じるロバートが悪の組織に立ち向かい壊滅させていくストーリー。

こういう映画はよくありますし、僕自身この手の作品はいくつも観てきています。

そういうわけで本作を観る前は「ありきたり過ぎて飽きてしまわないか」と思っていたのですが、いざ観てみるとそういうことは全くありませんでした。

確かに実際に観てみても本作の作りは、普通の作品です。

分かりやすい正義のヒーローがいて、スリルある展開を挟みつつ、分かりやすい悪役を倒す。

日本でいうと水戸黄門みたいな感じなのですが、こういった物語は王道なだけあって普遍的な面白さがあるのかもしれません。

 

この映画を面白さを語る上では、やはりデンゼル・ワシントンの存在は外せません。

僕は彼が主演を務める映画をそこまで多く観てきたわけではないのですが、それでも優れたアクション俳優だなと思います。

本作においても、屈強な体系や物怖じしない様子は見ていてとても心強く感じました。

そんな彼が無双するのですから迫力がないわけがありません。

そんな彼が演じる主人公ロバートは、言わば知的なヒーローです。

あたりかまわず殴り散らかしたり、銃をぶっ放しまくるタイプの破天荒なヒーローとはだいぶ違います。

どんな状況でもあくまで冷静。そして時と場所を選んで確実に悪を懲らしめる。

個人的にはこういったスマートなキャラクターは気に入りました。

 

逆に本作に対する不満な点はというと、正直ありません。

もちろん、アクション映画にありがちな「上手くいきすぎな展開」はあります。

では観ていてそういうところが気になったかというと、全くそういうことはありません。

ロバートの無双にただただ目を奪われるだけで、途中で飽きたり興ざめしたりせずに熱中して観られました。

 

一つ注意点を挙げておくならば、作中には残虐な殺し方やひどい仕打ちがいくつか描かれています。

暴力的、グロテスクな表現が苦手な方だと、ちょっと嫌悪感があるかもしれません。

ただ、普段から(多少とも暴力的な)アクション映画を観ている方なら大丈夫なレベルです。

 

まとめると、本作『イコライザー』は王道の勧善懲悪ものとしての傑作だと思います。

何回も観たことのある設定のはずなのに、それでもやっぱり面白い。そう思わせてくれた映画でした。

王道ゆえに、本作はかなり万人受けする方の映画だと思います。アクション映画が好きな方ならぜひご覧ください。

ネタバレありの感想・考察

注意

以下の感想・考察はネタバレを含みます。ご注意ください。

既に観た方向けの内容です。

正直ネタバレで語るほどのことはあまりないのですが、少しだけ。

 

展開として面白いな~と思ったのは、ラストバトルの舞台です。

実質的なラスボスであるテディ(青スーツのロシア人)とロバートは、彼が普段働いているホームセンターで戦うことになりました。

ロバートの従業員としての設定がフルに活かされていますし、それまでのバトルシーンとは一味違った面白さもあります。これはなかなか上手い工夫だと思いました。

ホームセンターは言わばロバートの庭のようなものですから、地の利もありますし、商品の場所もよく知っているはずです。

それら有利な点を駆使してテディ率いるギャング集団を倒していくシーンは独特な面白さがありました。

 

感想をもう1つ。

上手く行きすぎな展開もある、と上でも書きました。

その最たる例は、最後の最後でロシアに乗り込んでプーシキンをも抹殺するシーンではないでしょうか。

映画の中でロバートが戦ってきたのは、超巨大なギャング組織でした。で、その頂点に君臨するのがモスクワ在住のロシア人であるプーシキン。

ホームセンターでテディを始末した後、ロバートは単身モスクワに乗り込みます。

そして例によってものすごい数の守衛を殺害した後、プーシキンの暗殺に成功。

一応ギャング組織が壊滅したということでめでたし、という終わり方でした。

プーシキン抹殺については「ここまでやるか」と驚きました。

流石にぶっ飛んだ展開にも程がありますが、徹底的に勧善懲悪をやり通す様はやはり爽快。そういう映画です。

ロシアでの一件も含めて、とても後味のいい映画だと思いました。