【映画レビュー:イミテーション・ゲーム】ドイツの暗号を解読したチューリング…彼の数奇な人生

今回は、映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』の感想レビューです。

本作は、数学者アラン・チューリングの偉業とその後を描いた事実ベースの歴史ドラマです。

映画情報
  • おすすめ度:8/10
  • 原題『The Imitation Game』
  • ジャンル:ドラマ
  • 公開:2014
  • 長さ:およそ110分

あらすじ

舞台は第二次世界大戦中のロンドン。

ナチスドイツの猛攻を止める方法は、彼らの暗号を解読する以外にありませんでした。

ドイツが使う暗号化マシン「エニグマ」は難攻不落。誰もエニグマを破れぬまま戦争は続いていました。

主人公である数学者アランはチームの一員としてエニグマの解読方法を探します。

事実にもとづいた作品

本作は、事実ベースの映画です。

アラン・チューリングという実在した人物の人生を描いたものになります。

もちろん細かい部分は違うのでしょうが、プロットの重要な部分はWikipediaなどで確認できる内容と同じです。

「チューリング・マシン」という言葉を聞いた方がいるかもしれません。あのチューリングです。

実際の内容は「歴史ドラマ」ですので、ガチガチのSF映画と思っている方は違うのでご注意ください。

チューリングという人間が分かる

本作は単なる暗号解読奮闘記ではありません。

暗号解読の偉業も含め、アラン・チューリングがどんな人物だったか広く描かれています。

アランは天才的な数学者である一方、自閉症・同性愛といった側面も持っていました。

最初は取ってつけた設定かと思ったのですが、あとで調べたところどうやら本当のことなのですね。

自閉症や同性愛がもとで苦労した話も含め、見ごたえを感じました。

事実ベースの歴史ドラマと認識しつつ、暗号解読という理系テーマにも興味がある方なら楽しめると思います。

繰り返すと、本作は一見SFっぽいのですがSFではありません。ジャンル(内容)はあらかじめ知っておいた方がいいと思います。

ネタバレありの感想

注意

以下、ネタバレありの感想です。未視聴の方はご注意ください。

本作を見終わって僕が感じたのは、悲しみでした。

結末をざっくり言うと…、アランは偉業を成し遂げるも、その事実は秘密事項として闇に葬られます。

さらに、同性愛者であることが発覚し罪に問われることに。当時、キリスト教の教義的に同性愛は悪とみなされていたようです。

刑務所に入るか、強制的にホルモン治療を受けるかの2択を迫られたアランは後者を選びます。

理由は、クリストファーと名付けたマシンを作り続けるため。クリストファーというのは、アランがかつて恋心を抱いた、今は亡き友人の名前です。

ホルモン治療を受け始めてから1年でアランは自殺。…という感じで、人生の幕引きはあまりにも悲惨です。

同性愛者だからという理由で有罪判決を受け、最終的に自殺にまで追い込まれるのは不条理としか言いようがありません。

…という感じでアランの人生は悲しい結末を迎えるのですが、映画そのものは面白い作品でした。

僕は歴史ものはあまり好んで観ないのですが、本作は観てよかったです。

おわり

以上、映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』の感想レビューでした。

まとめると、本作は数学者アラン・チューリングの生涯を描いた歴史ドラマです。

暗号解読というテーマにピンときた方は観て損はないと思います。