【映画レビュー:ループ】いつの間にかループに捕らわれた男…脱出する方法は?

今回は、映画『ループ-時に囚われた男-』の感想レビューです。

似たタイトルの映画に『ルーパー(LOOPER)』がありますが、そちらとは別物です。

looper【映画レビュー:ルーパー】30年後の自分からの警告…後味は悪くないタイムリープもの

 

前半はネタバレ無しのレビューですので、観る前の参考にしていただけます。

後半はネタバレ有りの感想になりますのでご注意ください。

映画情報
  • 原題『LOOP』
  • ジャンル:サスペンス
  • 公開:2018年
  • 長さ:およそ90分

タイムループもの

本作『ループ』は、その名の通りタイムループものです。毎回同じ展開になってしまい、なかなかループから抜け出せない的なコンセプト。

特徴的なのは、同じ時間軸に何人か同じ人物が出てくること。

これはネタバレにはならないと思うので書いてしまいます。

10年後の自分のような遠い存在ではなく、ついさっきの自分が目の前にいる…みたいなことが起きます。

で、これがなかなか複雑。

主人公だけではなくて、その恋人や敵もループしているのです。

主にその3人が交わってストーリーが進んでいくので、正直途中から何が何だか分からなくなりました。大枠は分かるのですが、完璧に理解は出来ていなかったと思います。

その中で起きていることのスケールが小さすぎて迫力がなかったのも残念なところです。

街の中であっちに行ったりこっちに行ったりするだけで、やや地味に感じました。

ネタバレ無しのまとめ

結論として、まぁ観なくてもいいかな…というのが正直なところ。

ネタバレになるのでここでは書けないのですが、結末には消化不良な部分もありました。

タイムループ好きだとしても、「う~ん」で終わる方は多いかもしれません。

ネタバレ有りの感想

注意

以下、ネタバレありの感想です。ご注意を。

ループ終了については納得

ループが閉じる理屈については「なるほど」という感想でした。

おそらくループの始まりは、アダムが妊娠した恋人を捨てよう(?)とするあたりですね。

で、要は恋人を大切にする選択肢を取るとループから抜け出せるという設定。それが本作なりのハッピーエンドだと理解しました。

その証拠に、恋人を捨てるつもりの(1ループ前の)自分を殺すことで、これまでのループとは違ったことが起き始めます。

例えば、

  • 恋人アンナが角を曲がるとアダムではなく、ジュースを持った別な男とぶつかる
  • アンナが車に弾かれず、デジュー(敵)が事故で死ぬ

など。

ラストシーンの謎

よしこれでハッピーエンド…と思っていると、最後の最後でまた謎が出てきます。

それが、電車の中でアンナがアダムの手にペンで「∞」と書くシーン。

このマークはループの中でも登場していて、アダムはそれを消そうとするシーンがあります。

つまり、閉じたと思ったループが実は閉じていなかったんじゃないかってことです。

そしてさらに続くのは、ホームレスがフランスパンの切れ端を食べるシーン。

映画の冒頭でアダムはホームレスにパンを与えています。なので「やっぱり同じじゃん」となるわけです。

最後はアダムが別な自分を見つけた”ような”シーンで終わります。

その視線の先に別なループのアダムがいたのかは不明。描かれてはいないので、それをどう捉えるかは視聴者しだいです。

ここは「それぞれで考えてみてね」という作者からのメッセージだと僕は受け取りました。

ラストシーンの答えは描かれていないので、答えはありません。

僕としては、「そこで謎を残さなくても…」と思ったというのが正直なところです。

謎はすべて映画の中できれいさっぱり解決してほしかった。まぁ、あれに深い意味はなくて作者の遊び心なのかもしれませんけどね。