【映画レビュー:マトリックス リローデッド】安定のシリーズ第二作。

今回は、映画『マトリックス リローデッド』の感想レビューです。

マトリックスシリーズの第二作目。

アクションシーンは減りましたが、やはりSFアクションの傑作です。

今回のレビューにネタバレはないので、観る前でも全体を参考にしていただけます。

映画情報
  • おすすめ度:9/10
  • 原題:『The Matrix Reloaded』
  • 主演:キアヌ・リーブス
  • 監督: ラリー・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー
  • ジャンル:SF
  • 公開:2003年
  • 長さ:139分(2時間19分)

あらすじ

前作『マトリックス』で救世主として覚醒したネオ。

ネオを見つけたモーフィアスらのホームである「ザイオン」に危険が迫っていました。

圧倒的な数の機械の軍勢がザイオンに向かっていたのです。

ザイオンを守るべく、ネオたちは預言者の言葉に従い「ソース」と呼ばれる場所を目指します。

ソースに辿り着くには、「キーメーカー」と呼ばれる男の協力が必要。

ネオたちの新しい戦いが始まります。

良かったところ

もう一度確認すると、本作は『マトリックス』に次ぐシリーズの第二作目。

二作目なので新しい要素はどうしても少なくなりますが、面白い映画であることには違いないです。

まずは良かったところから。

前作から続くストーリー

機械VS人間の戦いを描いたストーリーは引き続き面白いです。

前作に比べて話についていくのが難しくは感じましたが、SF的な面白さは変わりません。

今回の重要概念は「キーメーカー」と「ソース」。

仮想世界マトリックスと同時に、現実世界のホームであるザイオンも舞台になります。

現実世界のディストピア感は前作以上に出ていると感じました。

戦闘シーン

仮想世界マトリックス内での迫力のある戦闘シーンは健在です。

ネオ、モーフィアス、トリニティは相変わらずカッコいい。

今回はエージェント・スミスに加え、新しい敵も登場します。

僕は映像技術の詳しいことは分かりませんが、映像の迫力も圧巻。

この辺りは前作を面白いと感じた方なら同じく満足できると思います。

幻想的なマトリックスの世界

マトリックスの世界では、時に吸い込まれるような幻想的な場面があります。

例えば本作でいうと「アーキテクト」と呼ばれる人物とネオが対面するシーン。

具体的には書きませんが、あまりにも強烈な映像と雰囲気なので一度観たら忘れられません。

マトリックスではなく現実世界ですが、ザイオンの光景も印象的でした。

良くなかったところ

シリーズもので第一作が傑作な場合、第二作目以降の作品への期待は非常に大きくなります。

それはマトリックスシリーズでも同様。

前作『マトリックス』が個人的に最高傑作だったので、その分第二作は厳しめに観てしまいました。

必ずしも悪いところとは言えない部分も含めて、正直な感想を書いていきます。

新しい要素はどうしても少ない

第二作目ということで、新しい情報は必然的に少ないです。

第一作目であれば、映画の設定を一から説明することになるので、観ている側は新鮮な気持ちになります。

例えば「マトリックスとは何か」「ネオやモーフィアスとは何者か」といった全く新しい要素がありました。

しかし第二作目は前作の設定を引き継いでいるので、新鮮さが減るのは仕方ありません。

マトリックスとは何か既に分かっていますし、メインの登場人物のことも知っています。

もちろんこれはシリーズ作品の宿命なので、悪いことではありません。

1つ言えるのは、前作で感じた「全く未知な世界に吸い込まれていく感覚」は少ないということです。

会話シーンが長い・多い

前作に比べて会話シーンが多かったと思います。

SFの世界観を引き出すために必要な会話ではなく、登場人物の感情を引き出すものが目立ちました。

個人的には、マトリックスの魅力の本質はそこにはないと思います。

そんなこんなで、ザイオンの集会までは「こんな映画だったっけ?」と思うくらいスローペース。

前作では目まぐるしく進んでいくストーリーがとても面白かったので、ちょっと違和感でした。

同時に、結果としてアクションシーンが減った印象です。

スミスの迫力半減

ストーリー上仕方のないことですが、エージェント・スミスが相対的に弱体化しました。

ネオが救世主として覚醒したので、スミスと出くわした際の危機感は前作ほどありません。

前作においてスミスは、「出くわしたらヤバいやつ」として非常に印象的でした。

あのハラハラ感がなくなったのはちょっと残念な気持ちです。

なんでもアリになってきた

ネオもそうですが、敵の能力もインフレ傾向にあります。

途中で出てくる情報屋の部下である白い2人組は、「こんなのアリか?」というレベルの特殊能力の持ち主。

確かに、マトリックスの世界では物理的制約を超えた動きが出来ます。

超スピードでラッシュを繰り出したり、コンクリートを拳で破壊したり…。それは前作でもありました。

面白いので結果オーライですが、白い2人組はちょっとやりすぎ感はあったかなと。

具体的には、観てのお楽しみということで。

ストーリーは中途半端で終わる

これも仕方のないことなのですが、本作『マトリックス リローデッド』の話は非常に中途半端なところで終わります。

同時に撮影された次作『マトリックス レボリューションズ』に続く形です。

ちなみに第一作は、それだけで完結してもおかしくない内容でした。

シリーズを観たことがない方が本作だけを観てしまうと、そもそも設定が分かりませんし、宙ぶらりんで終わってしまいます。

つまり、マトリックスシリーズは連続で観るべき作品です。

まずは第一作から観る。そして、第二作を観るなら、第三作も観る。

そういう見方をおすすめします。

おわり

以上、映画『マトリックス リローデッド』の感想レビューでした。

良くないところの方をたくさん書いてしまいましたが、それは前作と比較したからに過ぎません。

本作も間違いなく面白い映画なので、自信を持っておすすめできます。

上に書いたとおり本作から観るのではなく、まずはシリーズ第一作目『マトリックス』からどうぞ。

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以下の記事では、マトリックスシリーズの他の作品をレビューしています。

【映画レビュー:マトリックス】仮想世界がテーマの最高峰SFアクション 【映画レビュー:マトリックス レボリューションズ】圧倒的な映像美で魅せるシリーズ最終章

 

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まだ観たことがない方が全体像を知るのに役立つと思います。ネタバレはありません。

【マトリックスシリーズ】三部作のレビューまとめ…SFアクションの最高傑作シリーズ

 

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