【映画レビュー:M:I-3】MIシリーズ第三作目…ハラハラする潜入ミッション・アクションは健在

今回は、映画『ミッション・インポッシブル3』の感想レビューです。

前半はネタバレ無しの感想です。観るかどうか決める際の参考にしていただけます。

後半はネタバレありの感想になるので、ご注意ください。

映画情報
  • おすすめ度:8/10
  • 原題:『Mission:Impossible 3』
  • 主演:『トム・クルーズ』
  • 監督:J・J・エイブラムス
  • ジャンル:アクション
  • 公開:2006年
  • 長さ:126分

あらすじ

イーサン・ハントは秘密諜報組織IMF(Impossible Mission Force)のメンバー。

彼のもとに新しい指令が下りました。内容は、走査中に行方不明になったリンジー・ファリスを救出すること。

ファリスを無事救出するも、頭に埋め込まれた爆弾が作動して彼女は死んでいまいます。

ファリスがイーサンだけに残した映像には、「IMFの長官セオドア・ブラッセルは裏切り者」とのメッセージが記録されていました。

ブラッセルは犯罪組織のボス、オーウェン・デイヴィアンと共謀しているといいます。

真相を知るべく、イーサンのチームはデイヴィアンを追うことに。

MIシリーズ第三作目…やっぱり面白い

本作『ミッション・インポッシブル』は、その名のとおりMIシリーズの第三作目になります。

感想を一言でいうと、前作までの魅力を引き継いだ面白い作品だと思います。

良くも悪くも変わらない…とも言えます。ただ、僕はこういう映画が好きなので飽きません。問題なし。

 

特徴的なのは、ストーリーの重要なシーンから始まるところですね。

本当にはじめのシーンなので、観たらすぐに分かると思います。

その時点では何の説明もないので「なぜこの状況になったのか」「この人は誰なのか」という謎がここで生まれます。

最初に謎を与えておいて引き込むのは上手いなと思いました。

一般に、映画というのは設定紹介や伏線のために序盤が退屈になりがちです。しかし上のような工夫があると最初から集中して観られますね。

 

第一作、第二作に比べると、本作は潜入シーンが特に映えているように感じました。

これまで通り、ゲーム『メタルギアソリッド』シリーズのようなドキドキ感があります。

一番印象的だったのはバチカンのシーン。詳しくはネタバレになるので書きませんが、覆面や変声機を使ったミッションはハラハラものです。

このレビューを書く前に視聴したところ、そのシーンだけやたら覚えていました。「あ、これ前にも観たことある」という感じです。

潜入と言えば、もはやお決まりとなった「ワイヤーで地面スレスレにぶら下がるシーン」は本作でも健在。わざわざそうしなくてもいいのにあえてやるあたり、狙ってますね。前作までを観たことがある視聴者をクスリとさせるシーンがあるのは愛着が湧きます。

気になったポイント

観ていて多少気になったポイントもいくつかありました。

 

まず、キーとなるアイテム「ラビットフット」とは一体何なのか。

おそらくウイルスか何かだと思うのですが、詳しい説明は特にありません。設定上出てくるただの道具っていう感じですね。

前作で登場した「キメラウイルス」はストーリーのひねりに上手く生かされていました。ラビットフットはそれと比べるとだいぶ地味です。

 

突っ込まずにいられないのは、上海のビルに潜入するシーン。

なんと、ビルに潜入してからラビットフットを盗み出すシーンがばっさりカットされています。

そのカットにはストーリー上何か意味があるのかなと思ったら、実はないんですよね。

個人的に難攻不落の建物に侵入→モノを盗み出す、というシーンが好きなのでここもちょっと残念なポイント。

このカットは、単純に時間短縮が目的なのかなと思いました。

本作の長さはほぼ2時間です。もし上海のシーンを詳しく描いていたら、長さは2時間15分~30分にはなっていたでしょう。

個人的に映画は2時間を超えると観るのが大変になってくるので、適切な長さのためならカットもやむなし…と思いました。

 

まぁ映画を観るに当たっては、「細かいことは気にしちゃダメ」なときもありますよね。

今回のツッコミポイントは、僕としては納得できるレベルでした。作品の評価を下げるほどのものでもないと思います。

ネタバレありの感想

映画情報
以下の感想はネタバレを含みます。ご注意ください。

ネタバレありでも感想を少々。

小ネタとして面白かったのは、読唇術(とくしんじゅつ)です。

読唇術というのは、声を聞かずに唇の動きだけで言葉を読み取る能力ですね。

映画の序盤で、読唇術が伏線として出てきます。

イーサンの妻ジュリアが友達と喋っている内容を、本来会話が聞こえない距離からイーサンは読唇術で聞き取ります。

「あの湖の名前なんだっけ?」という問いに、「ワナカ湖だよ」と遠くから答えるイーサン。映画をよく観る方なら、「これは伏線かな?」と思うはずです。

で、中盤でイーサンが拘束された際、また読唇術が出てきます。IMFの上司であるマスグレイブがイーサンに無言でメッセージを伝えるシーンです。

このシーンを作り出すのに、序盤で読唇術のシーンを出していたんですね。

小さなギミックですが、こういう脇道が散りばめられていると映画が面白く感じます。

 

ミスリードは「ちょっと無理やり感あるかな?」と思いました笑

当初IMF内の裏切り者は局長ブラッセルと思われていましたが、裏切り者は実はマスグレイブ。

内部の裏切り者という設定は、第一作でもありましたよね。今回は第一作より印象が薄かったというのが正直なところです。

第一作では「なんと…そういうことだったのか…」という大どんでん返し感がありました。一方本作では「あっそうなんだ…」くらい。

まぁ上にも書いたとおり、MIシリーズは細かいことは気にしないで観るタイプの映画かなと思うのでこれも良しとします。

おわり

以上、映画『ミッション・インポッシブル3』の感想レビューでした。

MIシリーズ最大の魅力であるハラハラする潜入、アクションは本作でも健在です。

続きものとしてでなく、単体で初めて観た方でも間違いなく楽しめるアクション映画の名作だと思います。

今回はツッコミどころも多めに書いてしまいました。ただ、それは僕がそれだけ食い入って観られた証拠だと思います。

アクション映画好きにはおすすめです。