【映画レビュー:マイノリティ・リポート】未来の殺人を予知できる世界…捜査官自身の犯罪が予言され…?

今回は、映画『マイノリティ・リポート』の感想レビューです。

この記事にはネタバレはないので、観る前の参考として記事全体を読んでいただけます。

映画情報
  • おすすめ度:5/10
  • 原題『Minority Report』
  • 主演:トム・クルーズ
  • 監督:スティーブン・スピルバーグ
  • ジャンル:SF
  • 公開:2002年
  • 長さ:およそ145分

あらすじ

本作の世界では、未来に起こる犯罪を予知し、”予防”することが出来ます。

いつどこで誰が誰を殺すのか。「プリコグ」と呼ばれる予知能力を持った3人のイメージを映写すればそれが分かります。

トム・クルーズ扮する主人公ジョン・アンダートンは犯罪予防組織の捜査官、いわば警官です。

息子が誘拐された事件をきっかけに、自分自身が犯罪を予防する立場になることを決めました。

ある日プリコグは、あろうことかジョン自身が殺人を犯す映像を映します。

ジョンは逃亡し、未来が本当にそうなるのか、未来は変えられないのか確かめることに…。

感想

未来予知をはじめとしたSFの設定が面白い映画でした。

ただ結果的に、いくつかの理由で印象に残らない作品になってしまった、というのが正直なところです。

理由は、

  1. ストーリーそのものの面白さは普通
  2. 画面が白くぼやけている

の2つです。

面白かった点:SFの世界観

まずは面白かったポイントから掘り下げていきます。

本作の軸である「未来の殺人を予防できる」という設定はSF好きの目を引きますね。僕もこれはピンときました。

映画の舞台は、バリバリのSFです。近未来的なコンセプトやアイテム、仕組みがよく出てきます。

特に記憶に残っているのは、

  • 水槽に浮かんで未来を予知するプリコグ
  • 犯罪を予防するべく駆けつける警官部隊
  • 警官が使う嘔吐棒
  • 網膜走査をするスパイダー型ロボット
  • 街中や駅での網膜走査&個人識別
  • 眼球移植
  • 空飛ぶクルマ
  • 新聞紙上のディスプレイ
  • バーチャル体験

あたりですね。

バーチャル体験は、『トータル・リコール』に登場したシステムとほぼ同じです。

僕も使ってみたい…。

ストーリーは普通

で、ここからマイナスポイントについて。

肝心のストーリーの面白さは普通だと思いました。

一応最後に謎が解ける展開ではあるのですが、正直言って特に「ほほう!」となるようなこともなく…。

僕は映画の面白さをプロットに求めるタイプです。本作があまり印象に残らなかったのは、プロットの弱さが大きな理由の1つだったと思います。

映像が白っぽく、ぼやけている

また、映像の作りにも違和感を感じてしまいました。これは2つ目のマイナスポイントです。

僕には常に画面が白っぽくぼやけて見えました。

これはもちろんわざとそうしているのだと思います。確かに、その表現によって独特の乾いた雰囲気が出ていました。

一般に、映像そのものに特徴を持たせること自体は悪くない手法だと思います。

例えば『ザ・ウォーカー』では、映像が茶・黒色に寄っていて、荒野を孤独に旅する世界観が上手く現れていました。

一方、本作『マイノリティ・リポート』で映像表現が面白さにつながっているかというと、個人的にはそうは思えませんでした。

ただ見づらくなっているだけで、これもまた作品の印象を薄くする要因だったと思います。

気に入ったセリフ

映画の中で、1つ気に入ったセリフがあります。

自分の未来は自分のもの

自分の意志で変えることも出来る

 

主人公ジョンのセリフです。(字幕より引用)

ネタバレにはなっていないのでご安心を。

自分がどうあがこうと、未来なんて決まってると思うことはないでしょうか。僕はときどきそんな無力感に襲われることがあります。

でも、もし自分の意志で変えることが出来るとしたら、なんだか勇気をもらえますよね。

字幕で流れた瞬間にピンときて、メモに書き留めたセリフでした。

おわり

以上、映画『マイノリティ・リポート』の感想レビューでした。

辛口めなレビューになってしまいましたが、SFの世界観は面白かったです。

トム・クルーズやSFというジャンルが好きな方なら観て損はないと思いますよ。