【映画レビュー:タクシードライバー】若者の狂気をひたすら描いた作品

今回は、映画『タクシードライバー』の感想レビューです。

大きなネタバレはないので、観る前の参考にしていただけます。といっても、この映画はネタバレに意味がない映画だと思いますが。
(理由は後ほど)

ひたすらに若者の狂気が描かれた作品だと思いました。本当にただそれだけです。

映画に何を求めるかによって評価が分かれる作品かなと思いました。

映画情報
  • 原題『Taxi Driver』
  • ジャンル:ドラマ
  • 公開:1976
  • 長さ:およそ110分

あらすじ

タクシードライバーになったトラビス26歳。

街は娼婦であふれかえり、落ちぶれ、汚れていました。

孤独と寂しさを背負ったトラビスは狂気に駆られ、徐々に過激な行動を起こしていくようになります。

一般的なイメージの映画とは違うかも

この映画についてざっくり言うと、狂気にとりつかれたトラビスの姿をひたすらに描いている作品です。

つまり、プロットはぶっちゃけどうでもいいと思います。そこに描かれた人間のあり方や社会の闇を目撃する。そんな映画だと僕は理解しました。

そういうわけで、一般的なイメージの映画を期待すると肩透かしを食らう方は多いと思います。
(何を一般的と呼ぶかによりますけどね)

正直に言うと僕もその1人で、プロットの面白さを期待して観始めました。しかしいざ観てみると、当初の予想とはぜんぜん違うわけです。

トラビスの奇行蛮行が流れてくるだけで、別に面白いストーリーではありません。結末に大きな意味があるわけでもないと思います。

トラビスのイカれっぷりは、観ていてイライラさえしました。

初デートで女性をポルノ映画に連れていったり…。とにかくワケのわからないことだらけです。

なので、単純にプロットが面白い映画をお探しの方にはおすすめ出来ません。そういう映画では全くないからです。

演技はすごいと思う

狂人トラビスを観ていて理解に苦しむ中、1つ面白い発見をしました。

それは、(当然のことながら)それが演技であるということです。

何度もクドいようですが、トラビスは本当に狂っています。セリフだけでなく、目、表情、挙動…全てに狂気が宿っています。

主演ロバート・デニーロは、よくぞあそこまで狂った人間を演じ切ったものだなと思いました。

おわり

以上、映画『タクシードライバー』の感想レビューでした。

まとめると、本作はプロットにはほとんど意味がなく、そこで描かれた人間像を楽しむ映画だと思います。

僕はそういうのは求めていなかったので…、想像と違ったなというのが正直なところです。

逆に言うと、狂人を描くという意味では120%の出来でした。トラビスは本当に狂ってます。

人によっては理解不能の4文字で終わると思うので、評価の分かれる作品だと思います。