【映画レビュー:シックス・センス】ブルース・ウィリス主演の心温まる傑作

今回は、映画『シックス・センス』の感想レビューです。

ホラー系かと思いきや、最終的に心温まるストーリーに心打たれました。文句なしの傑作です。

前半はネタバレ無しのレビューなので、観る前の参考にしていただけます。

後半はネタバレ有りの感想・考察なので、まだ観ていない方はご注意ください。

映画情報
  • おすすめ度:10/10
  • 原題:『The Sixth Sense』
  • 主演:ブルース・ウィリス
  • 監督:M・ナイト・シャマラン
  • ジャンル:サスペンス
  • 公開:1999年
  • 長さ:107分(1時間47分)

ネタバレなしの感想

まずはあらすじから。

主人公マルコム・クロウはこども専門の精神科医として熱心に働いていました。

ある日、彼が10年前に担当していた患者ビンセントがマルコムの家に侵入。ビンセントは逆恨みでマルコムを銃撃し、その後自殺してしまいます。

1年後の秋、マルコムは精神科医の仕事に復帰しました。

新しく担当することになったのは、コール・シアーという9歳の少年。

コールには誰にも信じてもらえない秘密がありました。

 

初見で観る前は、本作『シックス・センス』はホラー系の映画なのかと勝手に予想していました。

実際観てみると、確かに典型的なびっくりさせるシーンはいくつかあります。

しかし本作の真の面白さはそこではなくて、登場人物たちの愛情が狂おしいほど胸に染みる点だと気づきました。

想像していたよりも何倍も面白く、ホラー系かと思って勝手に敬遠していたのが本当にもったいないです。もっと早く観ておけばよかったと思わずにいられません。

主演であるブルース・ウィリスというと、僕としてはどうしてもアクション映画で無双している姿が目に浮かびます。

しかし本作はアクション映画でも何でもなく、いうなれば心温まるヒューマンドラマです。

僕の勝手なイメージと一致してはいなかったのですが、いざ観てみるとこれがまた合っているのです。ブルース・ウィリス主演でもこんな映画があったというのは個人的には大きな発見でした。

 

肝心のストーリーの内容については、ネタバレなしの範囲では何も書きたくありません。

上に書いたあらすじだけ理解して、とりあえず観てください。

本作はおそらく、100人中99人には必ず響くものがある傑作だと思います。

僕はこのブログでおすすめ度をつけているのですが、本作は文句なしの満点「おすすめ度:10」です。

話は全く難しいものではないので、その点でもおすすめできます。映画というものが少しでも好きならぜひチェックしてみてください。

ネタバレありの感想・考察

注意

以下の感想・考察はネタバレを含みます。ご注意ください。

まだ自分で観ていない方は、以下の内容は読まないでください。

映画レビューをチェックしていると、本作は「どんでん返しもの」としてしばしば紹介されています。

僕もそれがきっかけで本作を観てみることにしました。

オチについて僕なりにまとめてみたいと思います。ネタバレです。

まず、復帰後のマルコムが担当することになった少年コール・シアーの秘密とは、「死んだ人が見える」というものでした。

「マルコムが序盤で撃たれる」&「死んだ人間が見える」&「どんでん返し」。このピースから、もはやオチは明らかです。

マルコムは1年前の銃撃で既に死んでおり、自分が死んだことに気づかないまま現世をさまよっているのでした。

伏線回収系の作品を好んで観る方なら、このオチは早い段階から予想できたのではないでしょうか。

僕も中盤あたりでその予想が立ちました。

 

ここで、僕は映画レビューを発信している人間として、この作品をどのように紹介すべきか迷います。

というのも、本作は「どんでん返しもの」であると事前に知ってしまうとオチが簡単に予想できてしまうからです。

これは他の作品についても言えることで、「どんでん返しものだと知っていると面白さが損なわれるのでは」という懸念があります。

ただし、そうだと知っていてもオチを予想するのが極めて難しい作品なら問題ないと思います。

本作の真の面白さはどんでん返しとは別なところにあるとは思いますが、本レビューでもネタバレなしの範囲では「どんでん返し」という言葉は使わずにおきました。

 

話を戻すと、確かに本作のオチは読みやすいです。

しかし上手いのは、視聴者をだます伏線がいくつも”さりげなく”仕込んであることです。それらの伏線はあくまでも自然なので初見ではトリックだと気づけませんでした。

最後まで観てようやく、「なるほど確かに、そう言われればそうだ」と納得できます。もしかしたら僕がまだ気づけていない伏線もあるかもしれません。

なので本作はどんでん返しものとしても非常によく練られている傑作です。

例えば、マルコムが仕事に復帰してから妻は口も聞いてくれなくなりました。前半の描写から、この原因は一見するとマルコムがワーカホリックだからだと思えます。

しかし実際は、そもそも妻にはマルコムの姿さえ見えていないのです。

妻だけでなく、復帰後のマルコムは実はコール以外の誰とも口を聞いていません。

コールの母親と同席しているシーンはありますが会話はありませんし、それらのシーンは全てマルコムなしでも成立します。

 

ネタバレの範囲を含めて最後にまとめると、本作はヒューマンドラマとしても、どんでん返しものとしても間違いなく一級です。

こんなふうに2つの点で非常に完成度が高い作品として、『ファイトクラブ』を思い出しました。

【映画レビュー:ファイトクラブ】現代人の内面をえぐりだす超傑作

何か1つの要素で突出した作品はそこそこあります。ですが、『シックス・センス』や『ファイトクラブ』のように複数の点で非常に優れている傑作はめったにありません。

そういうわけで映画好きには自信を持っておすすめできる作品です。一生に一度は、ぜひご覧ください。